子どもの”やってみたい”を育てる声かけのヒント

2025年08月26日 06:02

子どもの「やってみたい」という気持ちは、大人の関わり方によって育ちやすくなります。

ピアノのレッスンでも、ご家庭での練習でも、
子どもが前向きに取り組めるようになるためには、技術を教えることだけでなく、どんな言葉をかけるかも大切だと感じています。

先日、教育関係者向けの研修に参加し、「質問の力」をテーマにしたワークショップを受講してきました。

現役の学校や塾の先生方、長く教育の現場で働かれていた先生方と一緒に学ぶ中で、改めて感じたのは、大人の問いかけや声かけによって、子どもの可能性は大きく広がっていくということです。

これはピアノのレッスンだけでなく、ご家庭での日常のやりとりにもつながる大切な視点だと感じました。

★「どう聞くか」で、子どもの反応は変わります


子どもは、「できる・できない」を判断されるよりも、自分で考え、気づいたときに力を発揮しやすくなります。
そのきっかけになるのが、大人からの“質問”です。


たとえば、同じ場面でも、聞き方を少し変えるだけで子どもの受け取り方は変わります。

「できた?」
ではなく、
「どう感じた?」

「なんで間違えたの?」
ではなく、

「次はどうしたらうまくいくと思う?」

「練習した?」
ではなく、

「どんなところが難しかった?」


このように問いかけを変えることで、子どもは“責められている”と感じにくくなり、自分で考えるモードに入りやすくなります。


すると、「次はこうしてみよう」「もう一回やってみよう」という前向きな気持ちが生まれやすくなります。

★soétéのレッスンで大切にしていること

虹色音楽教室 soété では、ただ弾き方を教えるだけでなく、レッスンの中で子どもへの問いかけを大切にしています。

「どう弾きたい?」

「この音は、どんなふうに聞こえた?」

「もう一回弾くなら、どこを変えてみたい?」

こうした質問に答える中で、子どもたちは自分の音を聴き、自分なりに考え、表現しようとします。

ピアノは、楽譜の通りに弾くだけのものではありません。
音を聴いて感じること。
自分で考えて工夫すること。
「こう弾いてみたい」という気持ちを表現すること。

そうした経験の積み重ねが、「私にもできる」という自信や、「もっとやってみたい」という意欲につながっていきます。


★ご家庭でもできる、声かけの工夫

特別なことをしなくても、日常のちょっとした場面で使える声かけがあります。

*宿題や練習をしたあとに、
「終わった?」
ではなく、

「どこが一番がんばれた?」

*テストや発表のあとに、
「できた?」
ではなく、

「どんな気持ちだった?」

*うまくいかなかったときに、
「どうして?」
ではなく、

「次はどうしたい?」


子どもにとって、大人が答えを急ぐ質問よりも、気持ちや考えを引き出してくれる質問のほうが、安心して自分の思いを言葉にしやすくなります。


もちろん、いつも理想通りの声かけができなくても大丈夫です。

忙しい日や、つい急かしたくなる日もあります。
大切なのは、少しずつ「子ども自身が考えられる関わり」を増やしていくことだと思います。


★子どもの可能性を広げる関わりを

子どもたちの中には、一人ひとり違った可能性があります。
大人がどう問いかけるか、どんな関わりをするかによって、その可能性は少しずつ引き出され、自信へとつながっていきます。


虹色音楽教室 soété では、ピアノを通して、子どもたちが自分の音に耳をすませ、自分で考え、自分らしく表現する力を育てていきたいと考えています。

「できた」だけで終わらず、
「やってみたい」
「もう一回挑戦してみよう」
という気持ちが育つレッスンを、これからも大切にしていきます。


ご家庭でも、ぜひ日常の中で小さな声かけの工夫を取り入れてみてくださいね。


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